今日は奈良県立高校の一般選抜の試験日です。
これを書いているころには試験が終わっていることと思います。
TSUBASA塾では出来立てなので、受験生はいません。
一方で私は別の塾にもこの3月まで勤務していて、そこでは中3を担当していました。
今日受験を迎えている中3生は、中1になる前に新型コロナウイルス流行による全国一斉休校がありました。
そのため、この中学3年間はコロナ禍の影響を受けに受けていました。
大変だったと思います。
小6から中1になる多感な時期に、学校は一斉休校。
緊急事態宣言も出され、マスクや消毒が当たり前。
学校が始まっても、給食は黙食。
部活動も、できるだけ道具を使わず練習。
修学旅行や遠足も二転三転。
大人でさえ初めての事態でしたから、子どもにとっても負担は大きかったと思います。
私個人の感覚ですが、
まるで3か月分ほど成長が止まっていたかのよう。
例年の受験生に対する姿勢では、なかなか伝わらない。
どう伝えるとよいか、悩んだものです。
ただでさえ中学3年間はいろんな経験をします。
それにコロナ禍が加わったのがこの中3生。
昨日、中3生には「ここまであきらめず、来れたことこそが一番の財産」と伝えました。
もちろん入試ですから、結果も大切ですが、
結果だけでなく、すでに大きなものを彼らは掴んでいると思います。
そしてそれを胸に大きく羽ばたいてほしいと思います。
合格発表は3月16日。
1つの区切りとなる日でもあり、新たなスタートでもある。
この仕事をしている者にとっては最もドキドキする日の1つです。
たくましくなった彼ら彼女らがどんな結果を迎えるかしっかり見届けたいと思います。