今日は大学の入学式や、会社の入社式など、まさに「新年度のスタート」となる日ですね。
小学校や中学校の入学式はまだもう少し先ですが、一つ上の世代の人たちは今日が1つの始まりの日だという人が多いでしょう。
私も、大学を卒業して、15年ほど前に入社式がありました。
とはいってもアルバイト講師として働いていた会社にそのまま入ったので、あまり特別だった実感はなかったと思います。
一番、印象に残っているのは「内定式」ですね。
内定者と会社の重役が集まって、研修+親睦を深める・・・みたいな日でした。
大阪の有名な高級ホテルで、それがありました。
有名なホテルとはいえ、行ったことなどなく、場所もわかりませんでした。
内定式の前日、ネットでそのホテルを検索。
検索結果の一番上に出てきたページをクリック。
場所や最寄り駅を確認しました。
「なるほど、ここに○○時くらいに着けば大丈夫か・・・」
当日、びしっとスーツを決めて、その駅に向かいました。
予定時間通りに到着。
・・・でも、肝心のホテルがありません。
あたりをうろうろして、探してみると、そのホテルがありました。
しかしとても寂れたビジネスホテルで、どうも内定式をするような場所には見えません。
あれ?と思ってガラケーを取り出し、もう一度ホテル名を検索。
検索順位の1番目には、今の目の前のビジネスホテル。
・・・しかしその下の検索順位2番目には、えらく高級そうなホテルが。
あれ?
同じ名前のホテルが2つあったのです。
そして、“じゃない方”のホテルに私は来てしまったのです。
血の気が引いたのを覚えています。
集合時間の20分ほど前に来ていたとはいえ、そこから本来の目的地はどう考えてもかなり時間がかかる。
絶対に遅刻してしまう。やばい・・・
とりあえず、新卒採用担当の先生に電話して事情を伝えると・・・
「もう・・・ほんま・・・あんた何してんの(怒)」
バイト時代からお世話になっている先生なので、遠慮なく怒られました・・・
電車やタクシーを乗り継ぎ、何とか会場に到着。
猛ダッシュで部屋の前に行くと、1人の先生が仁王立ちで僕を待っていました。
「おまえがニシボリか?」
「はい・・・」
「おまえ、今日はおまえの人生で一番遅刻したらあかん日なのわかってんのか?」
「はい・・・」
それは新人研修担当の先生でした。
二十歳を超えてからあれほど怒られたことはなかったのではないかと思います・・・
途中で社長が止めに入ってこられたような記憶も・・・
そこから食事や研修などが続きましたが、その記憶はありません(笑)
ある意味そのおかげで名前を覚えられ、何かとよくしてもらったような気もします(笑)
ちなみにその新人研修担当の先生が立ち上げられた塾にのちに移り、この春まで働いていました。
縁とはわからないものです・・・
今日のまとめ。
ホテルは同じ名前のものもあるので、必ず検索順位5番目くらいまで確認しましょう。
内定式や入社式は、場所を間違えてもいいように2時間前くらいに到着しておきましょう。
・・・今思い出しても胃が痛くなる!