私事で恐縮ですが、実はこの間、自分の子を厳しく叱ることがありました。
理由はいろいろあるのですが、
イオンのゲームセンターからなかなか帰ろうとしない…
お菓子ばかり食べてごはんが食べられなくなる…
YouTubeを止めても見続けようとする…
思い通りにならなければ泣きわめく…
こう書きだしてみるとなかなかひどい。
ほんと、親の顔が見てみたいものですね。
少し大げさに書いてはいますが、小さい子どもの持つ親御さんなら一度は持ったことのあるお悩みかもしれません。
いろいろなルールがゆるゆるになってきて、非常に良くないなと思い、厳しく叱るということをしました。
叱るという行動は気持ちの良いものではなくて、叱らざるを得ない状況をつくったのは自分たち親が大きな原因です。
叱った後は、毎回反省、反省。
こういう状況にしてしまった自分に反省。
叱ったときの言い方を思い出してまた反省。
普段からこう言っておけばよかった…
本当にあの言い方でよかったのか…
もっと違う方法はなかったのか…
後悔と反省の時間です…
ふと思ったのです。
ああ、保護者の方もこういうやり取りをし続けてきたのかも。
言ったことに後悔し、言わなかったことに後悔し。
反省の日々だと感じてこられたのかも。
僕らと話すとき、保護者の方が自らそんな様子は見せようとはしません。
ですが、ここに来るまでにたくさんの後悔や反省、葛藤があったのかも。
親になって、保護者の方の気持ちがわかるようになった。
そんなことは決して言えません。
ですが、そういう背景に思いを馳せることが、少しはできるようになったかもしれません。
当たり前ですが、一つ一つのご家庭に背景があり、ストーリーがある。
私たちの仕事はもっとそこに思いを寄せないといけないなと、そう感じたできごとでした。