この3月に開校して以来、入塾してくれた子たち。いろんな背景の子がいます。
塾通いは全くはじめて。
これまで自分で勉強をしてきたけど、何だかうまくいかなくなってきて。
これまでに塾は通っていた。
でもなぜだか成績が上がらない。
何とかしたい。
正直、今まで勉強をほとんどしてこなかった。
定期試験の点数は一教科10点くらい。
でもこれではダメだと思って。
部活や習い事が忙しくて、今まで塾に行く気にならなかった。
成績はあげたいけど、しんどそう。
でも体験してみると、ここならがんばれるかなって。
○○高校に行きたい。
そのために、しっかり力をつけたい。
今のままじゃだめだと思う。
学校の授業を聞いて、急にわからないことが増えた。
でもそのまま置いてけぼりでどんどん授業は進んで。
誰に頼ればいいかわからなかった。
正直、勉強が超得意です!という子はいません。
・過去に何かしらの壁にぶち当たった
・現状を何とか変えたい
そういう思いをかかえている子が多いです。
この塾が始まって2回目の定期テストが明日で終わります。
順風満帆かと言えばそうではありません。
「テキスト見るだけの勉強はやめよう」
そう言ったはずなのに気づけば、テキストを眺め続けてるだけ。
「テスト前日にまとめノートつくって意味あるの?いつ覚えるの?」
そんな話をしたのに、またまとめノートづくりに走ったり。
「10個の単語リストがあれば、10個完ぺきに覚える。8個覚えたからもういいや、では点数は上がらない」
そう基準を伝えたはずなのに、いつしか基準は元通りに。
三歩進んで、二歩戻るならいいですが、
三歩進んで、三歩戻ることも多々。
なかなか染みついた悪癖はなくなりません。
ですが、彼ら彼女らが悪いのか?というとそんなことはないと思います。
きっと彼ら彼女らは、そこに介入してくれる第三者がいなかっただけ。
まわりに、そうじゃないよ、って言ってくれる大人がいなかった。
あるいは、何度も何度も言い続けてくれる大人がいなかった。
環境の問題であり、彼ら彼女らだけの問題ではありません。
そんな彼らを見るたびに、子どもの前に立つ大人の責任の重さを感じます。
一切手が抜けません。
誰よりもあきらめない塾でありたい。
次は夏休み。
学校の授業がストップするこの時期を利用して、この夏にしかできないことをたくさんやりたいと思います。