中1の後半以降、数学の定期試験で点数が取れない生徒には、ある程度共通した特徴があります。
特に中2・中3で何をやってもなかなか点数を上がらない子に多い特徴です。
それを判断するポイントは次の①・②が解けるかどうか、です。
数学で伸び悩む生徒は、①を「x=8」として解いてしまいます。
そうしてしまう理由は2つ。
1つは「4x」が
「4+xというたし算だと勘違いをしている」
「4とxのかけ算だという感覚がない」
というつまずきです。
もう1つは
「4×xだとわかっているが、その後の処理の仕方がわかっていない」
というつまずきもあります。こちらの方が多いでしょう。
その場合、4x=12の両辺を4で引いて
4x-4=12-4
x=8(もちろん誤りです)
として解こうとしてしまいます。
これは中1で学習する「等式の性質」「移項」で頭が整理されていないがゆえに起こります。
本来であれば①は両辺に4分の1をかけることで解くことができます。
が、ここで「等式の性質」「移項」が理解できていないというつまずきが解消されないまま行くと、いくら計算をしても正解することがありません。
②も①と同様の解き方で解くことができます。
しかし分数の扱いが正しく身に付いていなければ、正解にはたどり着きません。
②では「逆数」「分数のわり算」といった小6の内容が身に付いていれば、スムーズに突破できます。
しかし分数の計算を適当にこなしてきた生徒は、ここでつまずきます。
まず逆数の言葉の意味をしっかりと理解し、使いこなせる訓練が必要なのです。
成績が伸び悩んだり、学校の定期試験で平均点を下回ったり、という子は、多くがこれまでの学習内容につまずきがあります。
つまりそこまで学習内容を戻して、繰り返し練習して、正しい計算方法や感覚を身につけなければ、今の内容に対応することはできません。
すぐにでも成績を上げたい、その気持ちはよくわかります。
焦ってしまいますよね。
でも、戻っては練習を繰り返し、戻っては練習を繰り返し・・・
こうすることでしか正しい力はつきません。
最短距離を走っていったとしても、どうしても一定の時間はかかってしまいます。
TSUBASA塾では、お子様によっては、授業以外の時間でこういった「前の学年に戻って練習する」時間を取ることがあります。
ここをいかに粘り強く、練習に付き合うかが、TSUBASA塾の真骨頂です。
もしこういったお困りごとがあればぜひご連絡ください。