先日、ある学年に雷を落としました。
理由は、テストがあるとわかっていたのに勉強してこなかったから。
テストは、知識や思考力がどれほど身に付いているのか確認するためにあります。
ですが、この塾の場合はもう一つ意味があります。
それはテストを通して定着させる、です。
人間の記憶は、
「これなんだったっけな、えーと・・・あ、○○だ!」
と思い出したときに定着が強くなるそうです。
つまり「思い出す」ことをしてほしいのです。
そのためには、英単語を書いたり発音したりして練習する、用語を赤シートで隠して覚える、という事前準備が必要です。
空っぽの箱からものを取り出すことはできません。
事前にきちんと箱の中にものを入れておくのです。
入れたものは、どんなものか。いつ使うべきものなのか。どんな形なのか。
手触り感を感じながら入れておくのが大切。
それをせずに何となくテストを受ける。
まったく無意味な時間です。
空っぽの箱から無理やり何かを取り出そうなんて、時間の無駄なのです。
できるだけ、この「テスト」を有効活用したいと常々思っています。
「テスト」とするだけで、多くの生徒はいつもより何割か集中して取り組んでくれます。
(たまにどうでもいい、と言う生徒もいますが)
この集中が増した状態を最大限有効に活用すべきなのです。
テストを有効活用できる生徒は、必ず力がつきます。
さあ今週、きちんと準備して君たちはテストを受けてくれるのでしょうか。
楽しみにしています。