塾で配布している社会の教材は、
左にまとめ、右に一問一答というオーソドックスなスタイルです。
これをどう勉強するかを観察していると学力の伸び悩む子は、いきなり右の一問一答を解き始めます。
そして、わからない問題に出くわせば、左から答えを探します。
答えらしきものを見つければ、右に答えを書きます。
そうすると着実に右側はうまっていくんです。
そして○付けすると全部マルなんです。当たり前。
達成感!はい宿題終わり!
…いやいやちょっと待って?
右側の一問一答解けたのは、左の解説部分があったからだよね。
むしろ答えがでかでかと書いてあるのを書き写しただけですよね。
果たしてその言葉、本当に覚えました?
その言葉の意味、今から正確に言えます?
左にあるもの右に写すだけって、きみはコピー機になりたいのかい?
AI到来時代、100%仕事奪われるぞ。
こういう勉強は、まず左側のまとめやノートを見て、授業を思い出したり、もう一度覚えていない語を再確認するんです。
その状態になってから、まとめもノートも隠して、一問一答を解くんです。
いつも言ってるでしょ?
「なんだったっけなあ・・・ああ、そうだ、○○だ」
って思い出すときに記憶に残るんです。
まず箱にものをつめましょう。つめ終えてから、どんな形かどんな色か、手触りを確かめて。
百歩譲って。
左から右に答えを書き写したとしましょう。
全部マル、って当たり前ですよ。答え写してるのと変わらんのだから。
それを、今度はまとめを見ずにもう一回解けるかな?って確認する時間が必要です。
自力で思い出せるかな?これが勉強の大事な要素の1つなんです。
期末試験も近づいてきました。
またこういう「やってる詐欺」のような「なんちゃって勉強」を潰していかなければいけません。
根気よく、泥臭く!