巷の入試本には「逆転合格」を謳うものがたくさんあります。
しかし、現実問題、逆転合格は多くはありません。
大手塾なども含めて20年近くこの仕事をしていますが、やはり「受かるべくして受かった」という生徒が大半です。
早めに準備をし、指示されたことは即座にこなし、日々コツコツを怠らない。
こういう生徒が真っ先に限られた枠にたどり着くわけです。
しかし、逆転合格をした生徒を見たことがないわけではありません。
小数ながら、よくその状況から合格したなと思う生徒もいました。
内申点がボーダーに20点以上も届いていない。
これまでの学習態度はめちゃくちゃ。
宿題はやってこない。
小テストもまともに勉強してこない。
それでも合格するそういう生徒には共通する特徴があります。
①自分を信じて疑わない。
不合格になることなど、ほとんど考えていないと思います。
とにかく目の前のことを淡々と、しかし猛烈なスピードでこなしていく。
自分の信じた道を突き進み続ける。
②一心不乱に取り組む。
言葉は悪いですが、何かに憑りつかれたように勉強しまくるんです。
常軌を逸するような努力の仕方です。
手がもげるほど手を動かしていると思います。
(逆に言うと、ここくらいの努力がなければやはり逆転合格は難しいのだと思います。)
寝食を忘れるくらい行きたいという気持ちを持つこと。
そして自分を信じて突き進み続けること。
厳しい状況の入試を迎える人もいるでしょう。
もう一度、自分の心構えをよく確認してみてはいかがでしょうか。
可能性はゼロではありませんよ。