性弱説

性善説・・・人はみな生まれつき善の性質をもつとする説

性悪説・・・人はみな生まれつき悪の性質をもつとする説

 

性弱説とは・・・

人は、悪いものではない、弱いもの。

そして人は、弱いがゆえに、状況や環境によって悪い方向へ流される。

 

教育とは「人間の弱さ」を前提として行われるべきだと、考えています。

 

ついつい集中力が持たず、スマホをいじってしまうのは、状況・環境のせいではないか。

→「手元にスマホを置いておかないようにする。誘惑の少ない場所で勉強する。」ことを伝える。

 

ついつい宿題の答えを写してしまうのは、状況・環境のせいではないか。

→「わからない」のに無理やり宿題をやらせることにこだわりすぎていないか。まず「わかる」授業をすることが大切。

→中学生のスケジュールは想像以上に忙しい。時間のない中、無理を強いていないか。相手の状況を理解することも大切。

 

ついついカンニングをしてしまうのは、状況・環境のせいではないか。

→不必要な圧を加えていないか。テストは手段であって目的ではない。不必要な圧が手段の「目的化」を推し進めていないか。

 

教師側の都合を押し付けることだけはしたくないなと考える毎日です。