過去中3から教えはじめた1人の生徒。
入塾する前の段階で、定期試験の点数が5教科100点にも満たなかった。
1ケタ点数も珍しくはなく、通知表は1ばかり、よくて2。
中1・中2内容はズタズタ。
その子は最終的に5教科で280点まで上昇した。
毎晩23:30まで残って補習を受け続け、1週間で参考書を1冊終わらせて、その子自身とてもタフに頑張った。
あるときその生徒は「最近勉強が楽しい」と言った。
「できる、ということが楽しい」と。
「できない・わからない」が多いと世界は狭く見える。
「できる・わかる」が多いと世界にはわくわくするものがたくさんあることがわかる。
勉強嫌いのきっかけのほとんどは「わからない」だ。
「できること」「わかること」が増えると見える世界が変わる。
細かなレベルで言えば、今まで考えもしなかった高校が進路の選択肢に入ることもある。
現在の学校は求められる機能が過多だ。
「わからない」状態の子を救うシステムが万全ではない。
それほどまでに学校の先生方はお忙しいのだと思う。
烏滸がましい言い方だが、漏れ落ちてしまっている子を救いたい。
「わからない」状態の子を「できる」ようにしたい。
そして「見える世界が広がった」。
そう思ってもらえるように困っている子たちをたくさん助けたい。
本気でそう思う。