成長は続く。

先日、一期生が顔を出しに来てくれた。

たまに連絡をくれる生徒はいたけれど、実際にこうして顔を合わせるのはずいぶん久しぶりのことだった。

思い返せば、一期生は、当たり前だが開校初年度の生徒たち。
今のように整っていない部分も多く、毎日が手探りで、未熟な自分を突きつけられるような日々だった。

大半が一学期に入塾してくれた子たち、そこから一年弱で入試まで連れていく。
土台も、人間関係も、信頼もまだできていない中で、「どうすれば伝わるだろう」「どうすれば歩かせられるだろう」と悩み続けた一年弱だったと思う。

それなりにキャリアを積んできたつもりだったのに、一期生との一年は、そんな自信を軽くひっくり返すほどの転換点だった。
“指導”とは何かを考え直さざるを得なかったし、むしろ彼らに育ててもらったような気さえする。

そんな彼ら彼女らが、今それぞれの場所でしっかり活躍しているという話を、目の前で笑いながら語ってくれた。
嬉しい気持ちで胸がいっぱいになった。

同時に「自分は、あの頃からどれだけ成長できただろうか?」
そんな問いが自然と湧き上がってきた。

生徒は成長していく。
彼らは前へ進み、環境も世界も広がっていく。
だからこそ、指導する側が立ち止まってはいけない。
学び続けることこそ、良い教育の条件なのだと思う。

一期生に負けないように。
今、目の前の生徒たちにも胸を張って向き合えるように。
自分もまた、歩みを止めず成長していきたい。