付箋と主体性

勉強で成績を伸ばすために欠かせないもの。
そのひとつが「主体性」です。

主体性とは、“自分から動き出すこと”。
たとえば宿題ひとつ取っても、

  • 「やれと言われたからやる」

  • 「怒られるからやる」

では、脳は省エネモードのまま。筋トレで負荷をかけないと筋肉が育たないように、
脳も“自分で考える負荷”がかかってはじめて鍛えられていきます。

※心理学では、“自分で選んだ”という感覚(自律性)があると、学習の動機づけが強まる──そんな研究結果(Deci & Ryan, 自己決定理論)もあります。

今回の期末テスト対策。

主に中学2年生に数学の授業で難しい問題をやった直後 、

「今解説した問題、テストに出るとやばいかもって思った人は、テキストの端っこを折ったり、付箋を貼ったりしてすぐ取り組みやすいように”印”をしておきなさい」

ということを話しました。

これは「目印」の話のようで、裏テーマは「主体性を喚起するため」行った話。

・授業中にうまく付箋を貼ってる子

・授業中気になった問題をすぐにメモ帳のやるべきことリストに追加している子

これらの子を例に出して、そうすることが賢くなると説いたわけです。

これを意識することで、授業を前のめりに聞いて「自分も付箋を貼るべき問題はないかな?」となって来る子が増えてほしいと考えたわけです。

付箋を貼るという行動は、「この問題は後でやるべきだ」と自分で判断する行為です。

この“小さな選択”が、主体性のスイッチを入れてくれるかもしれない。

「あんまり伝わってないかなあ」と思っていましたが、自習時間に質問を聞いて回っていると、意外にも多くの子が付箋を活用していました。

ああこの子たちは「成績を伸ばしたい」って思ってるんだな、と実感しました。

そして「付箋を貼る」、ただそれだけのことですが、これで彼ら彼女らの姿勢はより受験生のそれに近づいたかもしれません。

勉強にはこういった工夫は欠かせません。

勉強はめんどくさいもの。そういう意識は確かにあるかもしれませんが、このままでいいと思っている生徒がいないのも事実。

より主体性を呼び起こす方法を探る旅は続いていきます。