あの時があったから今がある

これまで何度も卒業生を送ってきました。

17回くらいでしょうか。

中には社会人になっている生徒もいます。

結婚して子どもがいる生徒もいます。

 

たまーに、大人になった生徒たちと晩御飯を食べたり、お酒を飲んだりということがあります。

思い出話にもなるわけです。

「塾に行ってた頃が一番がんばってましたよ~」

みたいなことを笑っていう子がいます。

それはそれでその子の人生、1ミリも悪いわけではないし否定するつもりもないのですが、ちょっぴり悲しくなります。

 

高校行って、大学や専門学校行って、社会に出て、何度も壁が立ちはだかってきて・・・

 

一方で、「しんどいときに中学生のときのことを思い出してがんばれるんです」と言う子も何人かいました。

その子にとって、やる気スイッチみたいのものを押すためのフックになっているのなら、何だかうれしいものです。

 

みんなどこかで壁に当たって、くじけそうになったり、あきらめそうになったり。

そこで踏ん張る力がどこから湧いてくるのか。

原点のようなものをつくれれば、この仕事冥利につきるなと思い、今日もがんばれます。

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