自分を正しく認識する

伸び悩む子には、当たり前ですがいくつか原因があるなあと。

うちに来る生徒さんたちはみんな良い子です。

(本当にそう思います。塾内でトラブルはほとんど起こったことがありません)

授業も比較的よく聞いてくれる方だと思います。

ですので、さあ今のやり方を真似して解いてみよう!というと、割とすらすら解いていきます。

 

ですが・・・

2日後、3日後にもう一度同じ問題をやると、途端に解けなくなる。

どうやるのか「忘れてる」んです。

 

人間は1日経つと、60%のものごとを忘れるそうです。

こいつは強敵ですね。

 

忘れさせないために、こちらはあれやこれやと大変です。

赤字で強調しまくったり、宿題の出し方を工夫したり、復習の仕方にも工夫を入れたり。

 

ですが何より大切なのは「人間は忘れて当たり前」という前提・自覚をもって行動してもらいたい、ということ。

忘れないための工夫を、僕からの刺激だけで保とうとするのではなく、自分で考えてやらないといけない。

寝る前10分はその日のノートを見るとか、10分だけでも問題を解いてみるとか。

 

頭の中にすっと定着する子もいれば、そうでない子もいます。

社会はよく覚えてるけど、理科はなかなか覚えられない子もいます。

「ニンジンが苦手な子もいれば、ピーマンが苦手な子もいる」というだけの話で、頭が悪いだのそういうたぐいの話ではありません。

「私はできない・僕はできない」ではなくて「自分を正しく知る・認識する」。

認識をした次に、ではどうすればいいか、行動に移すことです。

こう考えると、勉強の目的の一つは「自分を知るため」なんだなーと思います。

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