勉強しない、の入り口

「なんで勉強しなくなったの?」

 

勉強が嫌になり、成績がずるずる下がり続けた子(それで困って塾に来た)にこの質問をぶつけることがあります。

もっとも多い答えは「(勉強の内容が)わからなくなったから。」です。

 

「わからないことが増えた」→「やってもわからない」→「やっても意味ない」→「わからないのにやるのはめんどくさい」

みたいな順序でしょうか。

 

この「わからない」は、非常に大きな問題です。

「わからない」状態が続けば、

いつしか「わからない」のが当たり前になり、

「わからない」状態はストレスでもなんでもなくなる。

やる気スイッチOFF状態が通常モード。

宿題の提出なんかも適当になったり。

そして内申点はいつしか2が並ぶ。

 

「わからない」は「勉強しない」の入り口、悲劇の始まりなのです。

ここで止まっている子を、早期発見しなければいけません。

大人もアンテナを張って、そういう状態になりかけていないか、察知しないといけません。

 

学校の授業は基本的に集団授業。

集団授業は、どうしてもついて行けない子が出てくることがあります。

「わからない」状態の子を生むリスクがあります。

 

「わからない」状態かどうか客観的に判断するには。

だいたい小テストの答案を見ればわかります。

「大きなテスト」の結果はじーっと見てしまいますが、「小さなテスト」はいつ行われるかも生徒自身しかわからず、大人は見過ごしがち。

でも大人側が本当に見るべきは「小さなテスト」の結果です。

その結果を見て「わからない」がたまっているようなら、そこを解消しなければいけません。

 

学校の先生が声をかけて、補習をしてくださればいいですが、報道などでも言われている通り、今の学校の先生は非常にお忙しいため、なかなか時間が取れない場合もあるでしょう。

 

とにかく「早期発見」し、手を打つ。

必要であれば1つ前の学年、2つ前の学年、と戻り、「わからない」を潰しましょう。

生徒の皆さんも、「ん?」と思った瞬間に即質問です。

塾に即LINEしてください。

動画にしてでもなんでも解説しますので。

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