小さい塾にした理由

TSUBASA塾は小さい塾です。

塾を立ち上げると決めたとき、小さい塾にした理由はいくつかあります。

 

今まで大きな塾に勤めてきました。

現場の先生方は熱量も高く、大変勉強になりました。

もちろん相性もありますし、100人中100人がそうではないですが、よい方が多かったですね。

(特に上司や先輩には恵まれました。そうでない方もこの業界には多いそうですが…)

 

大きい塾にいるとき、複数の校舎の授業を任されました。

1時間目はAという校舎で、

2時間目は電車に乗って、

3時間目のBという校舎に間に合うように移動する

という形です。

たくさんの生徒と触れることができて、とても楽しく、勉強になりました。

 

しかし何度か言われたことがあります。

「先生、この問題を教えてほしいねんけど」

「ごめん、今から移動やから、次来た時でいい?」

「えー1週間も待たないとあかんの?もう先生、うちらの校舎だけにしてもらってや」

「いやいや・・・じゃあ今度の日曜日自習に来てる?そのとき来てくれたら行くわ」

 

このように休日を潰して対応したり、少し早めに出勤して対応したり・・・

こんなことができればまだいいのですが、スケジュール上まったく都合がつかない場合もあります。

 

また授業中、明らかについてこれていない生徒がいても、校舎を移動しなければならないと5分程度しか声を掛けることができません。

 

生徒の「できない」を見過ごさなければならない。

教える立場にある人間として、これほどつらいことはありません。

これはだれかが明確に悪いということではなく、システム上の問題です。

 

「生徒の様子を見て、すぐ必要なアクションを起こせる」

これを実行するためには、小回りの利く体制が一番だろう。

そう思って小さな塾にすることにしました。

 

大きな塾がだめだとは思いません。

たくさんの先生がいますから、本当にわかりやすい先生もいます。

極端なことを言うと、ハズレの先生に当たっても代わりがいます。

受験生の人数も多いので、持っているデータも多いでしょう。

 

どちらがいいかは、各ご家庭の考えに合うかどうかです。

TSUBASA塾は小さい塾です。

中3生は多くはないですが、そろそろ募集を止めます。

大きな集団になってうまく対応ができなければ、誰も得しません。

このような塾がよければ、ぜひお問い合わせください。

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