授業へのこだわり

TSUBASA塾(生駒市さつき台)の代表のニシボリです。

奈良県にあった稲田塾でアルバイト講師を始めたのが、私の塾の講師としてのキャリアのスタートです。

 

稲田塾という塾は、もう知らない方が多いのかもしれません。

今は経営統合の末、馬○教室になりました。

 

稲田塾という塾は、講師の育成に非常に力を入れていた塾だと思います。

当時は、たくさんのアルバイト講師(普段は大学生)がいましたが、アルバイトに関わらず教えるスキルが非常に高かったのを覚えています。

生徒に語り掛けるときも、うまくモチベーションを上げる話をしている先生が多かったです。

私もそのような先輩たちに追い付け追い越せと、家でもせっせと授業の予習をしていました。

 

月に2回ほど先生たちが集まって、研修をしてもらうこともありました。

先輩の先生の授業の構成を盗み、フレーズを盗み、ということがよく行われていました。

授業に非常にこだわりを持つ先生が多かったのです。

 

そのような環境で育ったからか、私も授業にはこだわりを持って取り組んでいます。

 

1つは、伝わらなければ意味がない、ということ。

伝えるよう、どんなフレーズを使うべきか、どんな例を出すべきか、そのようなタイミングで出すべきか、常に考えながら授業をしています。

 

例えば、理科の中2内容で「電磁誘導」という現象があります。

電磁誘導が起こる際のルールとして、「コイルは磁界の変化をさまたげようとする」というものがあります。

クラスによっては、この言葉のまま説明します。

しかし、伝わりにくいなと思った場合は「磁界の変化を邪魔しようとする」と言い換えます。

どちらがスッと伝わるか、生徒たちの反応や表情を見てその場でどの言葉を選択するかを決めます。

 

私は、定期試験で10点台や20点台の子も指導してきました。

一方で東大寺学園や灘高校に合格する子を指導したこともあります。

伝わる言葉というのは生徒によって違うのです。

参考書をただ朗読するのは授業ではありません。必要に応じて表現方法を変えなければなりません。

 

同じ生徒であっても、部活の試合帰りと部活が休みだった場合でも伝わり方は違います。

部屋の温度があたたかい、寒いでも伝わり方は違います。

1人1人の顔を、目を、手の動きを、しっかり授業中に見ていなければ最適な言葉は選択できません。

そして最適な言葉を選択できなければ、その授業の意味はありません。

 

まずは「圧倒的にわかる」、そんな授業をTSUBASA塾でもこだわりぬいて、生徒の皆さんに提供したいと思います。

よければ春期講習会でそれを体験してもらえればと思います。

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