「暗記慣れ」する前の壁

今日は中2、中3ともに中間テストの範囲の社会の解説をしました。

ちょうど今日でテスト1週間前ですから、細部まで詰めて覚えていかなければなりません。

 

解説をしたのちに、解説の内容を確認するために一問一答形式の問題を練習。

この時期の歴史の問題なので、

勘合貿易、水墨画、倭寇、廃藩置県、薩長同盟・・・

など難しい漢字を含む用語も多く登場します。

 

どうしても「暗記」という作業と切り離すことができません。

暗記するには、

書いて、書いて、書いて、自分でテストして、間違えたものはまた書いて、書いて・・・

を繰り返さねばなりません。

 

やはり手間がかかります。

この手間を回避することだけを考えて「目で見て覚えよう」とする生徒がいます。

(今日の中2・中3には誰もいませんが)

 

1教科30点に満たない生徒に多い傾向です。

そういう生徒は、脳や体が「暗記勉強慣れ」していないんですね。

回数をこなす集中力がない。

こなすスピード(指の筋力)がない。

頭を無にしようとする。(少しでも負担を減らそうと無意識にそうしている…)

 

「暗記勉強慣れ」していない生徒は、まずこの壁を乗り越えなければならない。

もっと言うと、そこに壁があることを知らなければならない。

 

その壁にぶち当たって、壁の存在に気付いたときが、まさに勝負どころです。

運命の分かれ道。

そのまま楽に流れて以前の「見てるだけ勉強」にもどれば、点数アップは一生なし。

反対に悔しい思いを抱えながらも手を動かし続けた生徒は、必ず点数が上がります。

そう、何があっても手を動かすことを止めないことが、必ず成績アップにつながります。

 

過去のサボりを悔やんでも何も解決しない。

進むためには「手を動かし続ける」ほかありません。

過去の点数はいくら悩んでも変わりませんが、未来の点数はいまのがんばりで変わります。

 

最近、そんな壁にぶち当たった生徒がいました。

彼ら彼女らの点数はどうなるか・・・

手を動かし続けることができるのか?

見守り、そして叱咤激励していきたいと思います。

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